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今年のシーズンはとんでもない状況の中幕明けしました。
3.11 東日本大震災。
幸い秋田は余震は多かったものの特に大きな被害も無く、罪悪感を感じつつも10日後の解禁日から禁漁までこうやっていつも通りに渓流釣りをする事ができました。
今思えば解禁前に書いたあの記事は、どうしても釣りに行きたい私の「いいわけ」だったのかもしれません。
掛ける言葉も無い位、悲しく大変な話を沢山聞きました。
そんな話を聞くたびに、御託を並べて釣りに行ってた自分が恥ずかしくなったり・・・・・。
でも、自粛できたか?と言われたら、それは無理だったと思います。
釣りに行きたい気持ちと罪悪感。複雑な気持ちの中で始まったシーズンでした。
雪代の時期に楽しませてもらった岩魚達。
増水の中、期待のヤマメポイントで釣れたブラウン。笑
記録的な地元河川の増水を体験し・・・・・・。
綺麗な夏ヤマメ、夏イワナに遊んで貰い・・・・・。
何とか初秋の尺ヤマメにも逢う事ができました。
シーズン終盤は、最高のヤマメ達に出逢えたかもしれないチャンスを自分の未熟さでことごとく潰してしまい、本当に悔しい思いをしました。
もっと上手くなりたい。
そんな苦悩と後悔の中で出逢ったある方との対話。
その対話のおかげで私の目標はハッキリとしました。
今までよりも、もっともっとも~っと情熱的に釣りに向き合うこと。内容のある釣りをする事。
そしてもっと魚を知り、川を知り、山を知ること。
その方の話の1つにこんな話がありました。
「やっぱり、幼い頃から山で育った人は強いよ。自分の周りも山で育った人間が多い。川に潜って魚獲りをして遊んでいる内に魚の付き場を覚え、魚の習性も覚える。そういった経験が基礎になってるんだよ。」
と。
ハッキリ言って私は田舎は田舎でも田舎の中の街育ち。笑
山を走ることも川に潜って遊ぶ事もありませんでした。
実際、この釣りを始めるまで身近に渓流がある事、ヤマメやイワナが棲んでいる自然がある事すら知りませんでした。
今になってみれば、そういった環境で育った人達が羨ましいくらいです。
私には到底追いつく事の出来ない時間と経験の差。
でも、それを「どうしようもない」で済ませるのはとっても悔しいから、来年は沢山川に潜る事にしました。笑
今まで想像でしか見る事の無かった水中の世界。
今までも潜ろうと思った事は何回もありましたが、結局行動に移すことはありませんでした。
来年は水中の世界を知ることで沢山のヒントを得ることができればいいな~と思ってます。
「誰にも負けないくらい釣りに情熱を注ぐ」
誰かと競っている訳ではありませんが(笑)、それくらいの気持ちで情熱を注げば今までよりも見えてくる物が沢山あると、そう信じる!
それが来年の私の目標。いや、目標と言うより私の釣りに対する「姿勢」だと思います。
禁漁になりボロボロになった道具達を見ていると、色んな思いがこみ上げてきます。
今年もあっという間だったなぁ・・・・・。
来年はもっともっと山を、川を駆け巡ってやる!
あ~、早く解禁しないかな・・・・・。笑
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