渓流屋本舗

ある方の記事に刺激を受け、とうとう限界点突破・・・・・。




ある場所に釣りしに行ってきました。笑

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先日見たある方のブログ記事。

禁漁期でも釣りが出来るある場所で見事な魚を釣ったという記事に物凄く刺激を受け、私も我慢できず雪山に突撃してきました。笑


本当は岩手の渓流解禁に合わせて前日ぐらいに全て準備しようかと思っていましたが、急遽この日の朝に全ての準備をすませ車に荷物を積み込み、ノンビリと朝の９時くらいに出発。

路面状況も快適だったので、思ったよりも早く目的地に到着しました。
車を邪魔にならない場所に停め、目的のポイントへ向かいます。




一見すると生命感の無い白銀の世界。
でも、注意して周りを見てみると、沢山の命で満ち溢れている。



ウサギやカモシカ、他にも沢山の獣達の足跡。



雪の上で蠢く正体不明の虫達。笑
雪の上って結構虫が落ちてるんですよね～！

そんな雪山を楽しみながら、下に降りれそうな斜面を探す。




ずっと下にある沢がポイントに注ぐ沢なので、その沢を目印にラッセル開始。
足元に空洞が無いか慎重に確認しながらやっとこさ沢に降り立つ。



久々の流れに感動。
投げたくなるでしょ～？笑　でもダメなんだなぁ～。笑

ポイントに向かう途中に所々にある淵には簡単には割れない程度の薄い氷が張っていて、その下を悠々と山女や良型の岩魚等が泳いでいる・・・・・。
まるで水族館で水槽の中の魚達を見ているような気分。
出来ることなら氷をそっと割ってあの魚達を釣りたい・・・。笑　ワカサギ釣りのように。笑

そんな衝動も理性で抑えつつラッセルを続けやっとポイントに到着。
もっと手前で降りればよかった。笑

アプローチに気をつけながらそっと氷で囲まれたそのポイントを覗く。
おおっ！良型が２～３匹並んでいる！
が、そこで気付く。「この立ち位置じゃアプローチしづらい」と。

とりあえずゆっくりと移動しよう。と思いそっと動いた瞬間、踏み出した足元でパキパキパキっと音が鳴った。。。
しまったー！！岸に張った薄い氷を踏んでしまった！

その瞬間に無情にもス～ッっと隠れる魚達。あぁ・・・完全に警戒させてしまった・・・・・。泣


キャストする前に勝負あり。爆

私には一度警戒した魚に口を使わせる腕は無く、その後約２時間同じポイントで震えながら粘りましたが、うんともすんとも言わずお手上げ状態。笑
自分の腕の無さと緊張感の無さを痛感し、すごすごと帰ることにしたのでした。
要はボウズです。爆

こんな場所で、このパターンで見事な魚を釣れる方々を本当に凄いと思いました。
もっと経験してもっと勉強しなければ・・・・・！


帰りはこんな感じの斜面をラッセル。




うへ～、大変そう。　　
・・・・・・大丈夫、全ては雪が受け止めてくれるはず。笑


途中の木に熊棚らしき物体を発見。
（熊棚とは熊が木に登ってドングリ等を食べた際に折った枝などが重なって出来る円座のようなもの）




鳥の巣？笑　　いや熊棚か？
すぐ近くには朽ちた木の根が。もしかしてあそこで冬眠しているのだろうか・・・。

そう考えても不思議とそこまで怖くはなかった。
確かに出逢ってしまったら怖いに決まっているが、しっかりと笛や鈴などの対策をしバッタリ出逢わないように気をつけていればそこまで怖い動物じゃないと知ったから。（ツキノワグマに限っては。）


以前読んだ「山でクマに会う方法 （米田一彦）」という本。
この方は秋田県庁で鳥獣保護や自然保護行政に携わり、現在は日本ツキノワグマ研究所の理事長を務めていらっしゃいます。
この本の内容はタイトル通り、山でクマに会う方法という主旨なのですが、裏を返せば山でクマに会いたくない人も読めば参考になるんです。
会う方法、会える場所、会うような行動を避ければいい訳ですからね。
幸い身内にもクマと身近に接する人がいるので、いつもリアルな話が聞けてとても参考になります。


そんな訳で、朽木のほら穴の中をそっと覗きつつ、ラッセル再開。
クマは居ませんでした。笑





くは～！足に乳酸が～！笑

腰まで埋まる雪、シューズの裏にはラッセルする度に雪の塊がくっつき身長が１５㎝アップ。笑
無理せずゆっくりとラッセルしながら何とか道に到着。

あ～疲れた～。笑


結果、釣果は無かったけど、快晴の日に沢を歩いて沢山ラッセルして汗をかき、冬山に生きる命の躍動感や、この時期の魚の営みを見ることが出来た。
冬の間家で冬眠していた私にとってはそれだけで十分で、とっても楽しく刺激的な釣行となりました。


でも・・・・・・・・、悔しいからまた行っちゃおうかな～！笑
岩手解禁前に行ければもう一回行ってみようと思います。


冬山歩き、安全な範囲であればとても楽しいですよ～！




真っ白な写真ばかりですいませんでした。笑